“あったか”大辞典 No. 11

不眠症候群

ひとは生理的いきもの

ひとの生理的な欲求にはいろんなものがあります。「食べること」「眠ること」「性欲」等・・・これらが十分、満たされないとひとはあっけなく死んでしまったり、種の保存ができずに人類が滅びてしまったりしてしまうほどの本質的な欲求です。それゆえ神様はその欲求を絶やさぬために、同時に快感も与えてくれたようですね。
おいしいものを食べるとうれしい。
お腹いっぱい食べると満足だ。
週末、ぐっすり眠ると気分がいい。
ごはんを食べて、一杯やって、お風呂に入って、快眠三昧。(しあわせのスペシャル・コース!(^◇^;))
セックスで満たされたとき、無上の歓びを感じる。
いろんな快感を伴うことで、ひとは生命を維持していくことを無意識のうちに繰り返しているんですね。ところが、本来、“快感”であるはずのものが“苦痛”になってしまったら、これはたいへんなことです。

不眠症

“不眠”・・・それは多かれ少なかれ、誰もが経験したことのある体験です。大切な試験前夜や、仕事でプレゼンテーションの直前、お稽古事の発表会や結婚式の前夜・・・などに始まり、前述のような本格的な“不眠症候群”!更年期の躁鬱症、マタニティ・ブルー、働き盛りのビジネスマンのうつ病、現代では不登校に代表される子供たちの“睡眠障害”も社会問題となっています。もし、あなたのまわりに“不眠”でお困りの方がいらっしゃったら、どうかやさしく見守ってあげて下さい。きっと、その方は神経が高ぶり、集中力がなく、思いがけず落とし穴に落っこちたような不意のトラブルに戸惑ってらっしゃることと思います。

不眠治療

いまでは医学も格段に進歩し、不眠治療も少し大きな病院に行けば、専門的に取り組んでいるところもたくさんあります。「睡眠薬」というとなんだか恐ろしい薬のようなイメージがありますが、いまは種類も豊富で副作用も少なく、依存性の軽いものも開発されています。ひとりで悩んでいずに、思い切って病院の門をくぐるのも、不眠治療には最短の道かもしれません。

お家でできること

ただ、少しの創意工夫でやっかいな“不眠”を軽減する方法もあります。お部屋の照明や香りの工夫をしたり、音楽やお部屋の色使いなんかを少し変えることで、ずいぶんリラックスした気分になることもできます。もちろん、寝具もそのお手伝いをしてくれるでしょう!

寝具は“ねむり”のための道具

当然のことながら「寝具」は眠るための道具です。わたしもこれまでの経験上、普段お使いの寝具の一部分を変えることで、ずいぶん「睡眠環境」が改善された、というお客さまの生の声を聞いてきました。
○「枕」が少し低くなるだけで・・・
○「敷ふとん」が少し固くなるだけで・・・
○「掛ふとん」が少し軽くなるだけで・・・
ほんの少しの変化で劇的に“睡眠”の質が改善されることがあります。その「ほんの少し」のことで、余分に数十分気持ち良く眠れたり、夜中に起きる回数が減ったり、寝つきが良くなったりすれば、これはしめたものですよね。

この辺のところを寝具の専門家として、みなさんに適切にアドバイスさせていただき、新しい情報やお役に立てる寝具をご紹介できればと思いながら、店主は「あ~だ、こ~だ」言ってるわけですね。【綿重】では、季節に応じた最適な寝具をご紹介していきます。その合間を縫って、お役立ちグッズ、快眠グッズ、リラクセーション・グッズなどもご紹介していきます。日本列島・・・「寒さのどん底」ばく進中の今日この頃。ぜひ、“あったか”グッズでワンランク上の“快眠”を目指して、元気な毎日をお過ごし下さいね★

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