夢は目覚めているときに心につきまとっていた心配事が反映されるものです。そして、自分では意識していない「心のひっかり」を、無意識がそっと教えてくれる言葉なんですね。
そんな夢の中にはたくさんのヒントが託されています。もちろん、無意識からのメッセージなので、そう簡単には解き明かすことはできません。しかし、そのヒントを手がかりに、自分の中に潜んでいるいろんな緊張に向かい合うことで、適切な対処法を見つけ、不安な気持ちに終止符を打つことも可能でしょう。

夢を解釈することはたいへん難しいことですが、ときにはそのイメージをごく自然（理屈抜きに）に受け入れることも出来ます。なんの迷いもなく「あ～そうなんだ！」と、心が開くこともあります。「『夢』は自分自身の“内（中）”からやってきます」要は自分自身の心の奥底から届いたメッセージを、素直に受け止め、それに耳を傾けることで今まで意識界でしか認識できなかった自分を、無意識からの使者としての『夢』を通じて、“より完全な自己”に近づけることができるのではないでしょうか？

『夢』を解釈して得た結論が真実かどうか？それを保証してくれものはありません。ただ、真実を突き止めようとする“勇気”があれば、いろんな物事が氷解し、クリアーに見えてくるでしょう。そして、『夢』と上手に付き合っていくことで、心がリラックスし、もっともっと安らかな休息が、あなたを包み込んでくれることでしょう。

人の睡眠には「レム睡眠」「ノンレム睡眠」というリズムがあり、毎晩必ず、その狭間に人は『夢』を見ています。『夢』を見ない・・・という人が時にいますが、それは「夢を見ない」んじゃなく「見た夢を覚えていない」だけなんですね。『夢』はイメージとしての“人生の至宝”がキラキラ輝く玉手箱です。みなさん、『夢』を見ましょう！そして、上手に『夢』と付き合い、より豊かな人生を送って下さいね！