“あったか”大辞典 No. 1

必見!本当の毛布の使い方

寒い冬が来るとどのご家庭でも使っているのが「毛布」です。純毛毛布あり、絹毛布あり、綿毛布あり・・・その中でも”マイヤー毛布”と呼ばれるアクリル100%の毛布が、現在、一番たくさん使われているんじゃないかと思います。ところが、このアクリル毛布の使い方をけっこう知ってるようで知らないで使っている方が多いんですね。本店にいらっしゃるたくさんのお客様でも今までこのお話をすると半数以上の方が間違った使い方をしていらっしゃることがわかってきました。

それではそれはどういうことなのか、と言いますと・・・

毛布の表と裏

毛布には必ず表と裏があります。きれいな柄のあしらってあるほうが一般的に「表」になります。逆に見た目にも適当な柄付けしかなかったり、まったくの無地であったりするほうは「裏」ですね。「裏」には縦縞のスジが入っていたりします。
そこでみなさんに質問です。

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Q:表と裏のどちら側を
体に密着させて使う?

みなさんは毛布の表と裏のどちら側を体に密着させて使うのが正しいと思われますか?

ジャーン!!!正解は「表」です。普通のふとんの感覚ですときれいな柄の付いた方を上にして使うのが一般的です。毛布もそうなるとやはり柄の付いたほうを上にしたくなるのが人情ですね。しかし、毛布を織ってある糸はほとんどの場合が柄のついているきれいなほうに良いものが使ってあります。表側の柄が繊細な色彩を放つのも使ってあるアクリルの糸が極細のものだからです。
触ってみるとわかりますが、表側はしなやかな感触で、それに比べ、裏側は少しザラついた感触があります。当然のことながら、しなやかで柔らかい表側を体に密着させて使ったほうが肌触りもいいし、また、極細の糸のすき間にたくさんの空気が蓄えられるので、保温力も増してあったかいわけです。

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さあ、みなさん・・・もし、あなたが毛布の裏側を体に密着させて使ってらっしゃるなら、そして、「この毛布、ぜんぜんあったかくないや・・・」と思って新しい毛布のご購入を考えていらっしゃるなら、ぜひ、今晩から毛布の裏表をひっくり返して使ってみてください。きっと昨日までとは見違えるほどの心地よい感触を楽しんでいただけること請け合いですよ!
毛布の表・裏が判別しにくい場合は、必ずどちらかの面のコーナーにラベルが付いていますから、そのラベルの付いているほうを肌側にされれば間違いないですよ。

ちなみに毛布の裏側に縦じまの筋がある場合は、「ふとん」と「毛布」がズレないようにするためのスベリ止めの役割をはたしています。

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